いちき串木野市の高校で26日、調理を学んできた生徒たちが3年間の成果を披露する「卒業作品展」が開かれました。

　色鮮やかで美味しそうな料理。春を感じられるスイーツも。神村学園高等部で開かれた卒業作品展では、調理師やパティシエを目指す調理科の3年生40人の作品が展示され、学校の講師やプロの料理人らによる審査が行われました。

（講師）
「自分のオリジナリティーを今回は特に発揮している作品が多かったと思う。自分らしさをずっと大事に自分の思う道を進んでほしい講師の一人として思っている」
審査員たちは鮮やかな色使いや繊細な技に感心しながら魅入っていました。

（最優秀賞受賞 瀬戸口司さん）「自分の今出せるものを一生けん命だして作った。自分がつくった料理でたくさんの人を笑顔に出来るような調理師になりたい」

（最優秀賞受賞 田原愛菜さん）「一番出たいと思っているコンテストがあるので就職したら仕事を覚えてコンテストにも挑戦したい」

また生徒たちは午前中、保護者へ感謝の気持ちを込めた弁当を作っていて、午後に振る舞われたということです。

来月1日に卒業する生徒たち。卒業後、調理師としてホテルや病院などで新たな道を歩き始めます。