南九州市でメガソーラー起工式 公共10施設に電気を供給
2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言した南九州市で、大規模な太陽光発電所の建設が始まりました。
起工式には南九州市と設計・施工を担うミタデンなどが出席し、工事の安全を祈願しました。
南九州市の黒木山に作られるのは最大出力1000kW規模の太陽光発電設備で、知覧特攻平和会館や知覧文化会館など周辺10か所の施設に電気を供給します。さらに、寿命が長く効率的に電気を蓄えることのできる「レドックス・フロー蓄電池」を九州で初めて採用。蓄えた電力を夜間に活用するほか災害など非常時には主要な避難施設に重点的に電力を供給することも可能になるということです。
(ミタデン 廣瀬 和泉社長)
「長い目で将来的に安心して電力供給が行えるということは南九州市にとってもまず大きな第一歩につながったのではないかと感じている」
(南九州市 塗木 弘幸市長)
「長い準備がかかったが電力の有効な供給ができ避難施設にも使える。設置に向けて一生懸命みんなで協力してやっていきたい」
総工費は約7億4000万円で、2025年3月に完成の予定です。