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女性看護師“性的暴行事件”鹿児島県医師会「強制的な性交はなかった」改めて主張

2024年6月28日 20:16
女性看護師“性的暴行事件”鹿児島県医師会「強制的な性交はなかった」改めて主張

 鹿児島県医師会の元職員の男性が新型コロナの宿泊療養施設で女性看護師に性的な暴行を繰り返したとして強制性交の疑いで書類送検された事件です。男性は不起訴処分となりましたが県医師会は、27日夜、会見を開き改めて「強制的な性交はなかった」と主張しました。

 27日夜、開かれた記者会見。県医師会の副会長や弁護士などが出席しました。

(県医師会・大西浩之副会長)
「強制性交はないと判断している」

 改めて、性交には同意があり強制的なものではなかったと主張しました。

 事件があったのは鹿児島市内の新型コロナの宿泊療養施設です。県医師会の男性職員が2021年8月下旬から9月末にかけて施設に派遣されていた女性看護師に性的な暴行を繰り返したとして強制性交の疑いで書類送検されました。

 しかし、鹿児島地検は去年12月証拠が不十分だとして不起訴処分としました。女性看護師は翌月、この処分を不服として再捜査などを求めて検察審査会に申し立てています。

 医師会は事件の約半年後、複数の弁護士や医師会の職員などでつくる調査委員会を立ち上げこの事件について独自に調査しました。
 男性職員と女性のSNSのやり取りなどから委員全員が「性行為には合意があった」と判断したということです。

 28日の会見でも、2人は「周囲のスタッフが見ても親しい仲だった」などと主張しました。

(県医師会・大西浩之副会長)
「2人の通話記録をみると非常に毎日のように長電話をしている。20分の時であったり2時間の時であったり」

 27日の会見で、医師会は県警の不祥事との関連についても否定しました。

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