鹿児島銀行は3月3日から定期預金の金利を引き上げると発表しました。また、従業員に対しては4月から3年連続となる賃金の引き上げも行う方針です。

　鹿児島銀行は28日の定例会見で、3月3日から定期預金の金利を引き上げると発表しました。1月に日本銀行が政策金利を0.5％に引き上げたことによるものです。

　預け入れ期間が1か月から2年の物は0.25％に、3年から4年の物は0.30％に、5年物は0.35％にそれぞれ引き上げられます。

　普通預金の金利についても同じく3月3日から今の0.1％から2倍の0.2％に引き上げられます。また、従業員の働く意欲の向上などのため、4月から賃金の引き上げを行う方針も示しました。

　対象は、グループ会社を含む社員約2500人で、引き上げ率はベースアップを含む5.5％程度とする方針だということです。鹿児島銀行の賃上げは3年連続です。

(鹿児島銀行・郡山明久頭取)
「鹿児島県に良い人材、将来を支える人材をしっかり採用したいという気持ちがある。そのためにも必要な賃上げには対応していかなければならない」

　賃金の具体的な引き上げ幅については、今後、労働組合との交渉で決めるとしています。