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“今季最強寒波”南国・鹿児島で初雪を観測 

2025年1月10日 19:32
“今季最強寒波”南国・鹿児島で初雪を観測 

 今シーズン最強寒波の影響で南国、鹿児島も9日夜から10日にかけ各地で雪が降りました。鹿児島地方気象台は「初雪」を発表しました。実は、今年の初雪、別の意味でも“初めて”の“初雪”だったんです。

 10日朝、霧島市の山沿いでは横殴りの雪が降っていました。チェーン規制も敷かれています。今シーズン最強の寒波の到来で9日夜から10日にかけ県内各地で雪が観測されました。10日朝の最低気温は霧島市牧之原で氷点下3.3度、鹿屋市輝北で氷点下2.5度、鹿児島市も0.9度まで下がり厳しい冷え込みとなりました。

 牧場の馬たちも、とっても寒そうです。

 対応に追われたのが学校の先生たち。今シーズン初めての雪かきです。

(先生)「おとといも子供がここで滑って転んだことがあったので…」

 先生の心配をよそに子どもたちは校庭に積もった雪に大喜びです。雪合戦や雪だるまを作って楽しんでいました。

 一方、深夜の鹿児島市。

(國生朋彦)「午前2時過ぎの鹿児島市吉野町です。雪が降ってきました」

 9日夜は鹿児島市の高台だけでなく平野部でも雪が降りました。鹿児島市東郡元町の鹿児島地方気象台は「初雪」を観測したと発表。平年より4日遅く、昨シーズンより19日遅い観測です。
 初雪はこれまで目視などで観測していましたが去年3月に観測が自動化され、気温や湿度、見通しの距離などを機械が判断して発表することになりました。9日は、自動化され初めての初雪の観測でした。

 冬型の気圧配置は週末も続く予想で九州南部では12日の日曜日は、山地だけでなく平地でも大雪になる恐れがあるということです。積雪や路面の凍結だけでなく農作物の管理にも注意が必要です。

最終更新日:2025年1月10日 19:32
    鹿児島読売テレビのニュース