【「給食」のせんべい汁に…】基準値超えた「赤カビ」含む小麦のせんべい使用 児童13人が嘔吐など症状訴える(仙台市)
仙台市内の小学校で基準値を超えた「赤カビ」が含まれる小麦が使用されたせんべいが給食として提供され、児童13人が嘔吐などの症状を訴えていることがわかった。
仙台市によると、11月27日 南吉成の給食センターで作られたせんべい汁が提供された市内10の小学校で、これまでに13人の児童が嘔吐や腹痛の症状を訴えているという。
このせんべいには、基準値を超えた「赤カビ」が検出された小麦が使用されていて、製造した岩手の会社から食材を提供する「宮城県学校給食会」に事前に報告があったものの、給食センターなどへの連絡が漏れていたという。
このほか、気仙沼市の小中学校や女川高等学園、岩沼高等学園でも提供されていた。
仙台市によると、せんべい汁と体調不良の因果関係はわかっていないという。
児童らはいずれも軽症だが、宮城県や仙台市では体調が悪化した場合には学校へ連絡をするよう注意を呼び掛けている。