東北電力は2023年4月から9月までの連結中間決算を発表し、売上高が「1兆3878億円」。純利益が「1553億円」で4年ぶりの「増収・増益」となったことを明らかにした。
去年11月以降の法人向け電気料金の値上げのほか、燃料調達にかかる費用が去年10月以降は下落していることが利益を大きく押し上げたという。

＜東北電力　樋口　康二郎　社長＞
「予期せぬ自然災害の発生や近年の急激な燃料価格の変動リスクなど考慮すると、電力の安定供給の観点から依然として厳しい財務状況」

東北電力では下期に女川原発2号機の再稼働に向けた設備点検などで費用の増加を見込んでいて、通期の予想については、今年7月に公表した「純利益1400億円」で据え置くとしている。