「この日だけは忘れちゃいけない日と思って…」東日本大震災から14年、早朝から祈り 宮城
宮城県内でも、早朝から祈りを捧げる人の姿が見られました。
水平線から朝日が昇り、鎮魂の一日が始まりました。
仙台市若林区荒浜の海岸では、海に向かって祈りが捧げられました。
訪れた人
「津波が来るのを見て逃げた。この日だけは忘れちゃいけない日と思って。多くの人に支えられて、ここまで来たのでその思いを次の時代に繋いでいきたい」
東日本大震災での宮城県内の死者は9544人、行方不明者は1213人となっています。
また、避難生活などで震災に関連して亡くなった人は932人となっています。
訪れた人
「涙が出てくるような思い」
43人が犠牲となった宮城・南三陸町の旧防災対策庁舎でも、花を手向ける人の姿が見られました。
訪れた人
「みんな夢中でやってきたんで、14年もあっという間に過ぎ去った感じ。全国各地いろいろな自然災害起きているんで、備えはきちんとしていかないと強く感じます」
あの日、多くの人が避難した石巻市の日和山です。
祈りを捧げる人の中に子どもたちの姿もありました。
訪れた人
「子どももだんだん大きくなってきて、ここで何が起きたのかだんだん分かるようになってきて、災害が起きた時に自分の命を守れる子に育ってほしいと思いながら手を合わせました」
3月11日。
宮城県内各地で、地震発生時刻の午後2時46分に合わせ各地で祈りが捧げられます。