【浜に春を告げる魚「コウナゴ」】水揚げ不振続き 今シーズンの「休漁」決まる(宮城)
浜に春を告げる魚とされる「コウナゴ」の漁について、水揚げ不振が続いているため 今季は行われない事が分かった。
「コウナゴ漁」については、近年 海水温の上昇などを背景に記録的な不漁が続いていて、宮城県小型漁船漁業部会の委員会が25日までに資源管理などを目的に今シーズンの漁は行わないことを決めたという。
「コウナゴ」は浜に春を告げる魚とされ、主に佃煮や釜揚げしらすなどに加工されている。
石巻魚市場では、ピーク時年間およそ5000トンの水揚げがあったが、2019年以降水揚げの不振が続き、去年は漁獲がなかった。
市場関係者によると、「コウナゴ」が休漁になるのは今までに記憶がなく初めてではないかと話していた。