仙台市の敬老乗車証 自己負担を25%へ引き上げる方針固める 現在は1000円で1万円分⇒引き上げ実施なら1000円で4000円分の乗車
仙台市は70歳以上の市民が自己負担10%で市バスや地下鉄を利用できる「敬老乗車証」について、自己負担の割合を25%に引き上げる方針を固めたことがわかった。
仙台市の敬老乗車証は70歳以上の市民が年間12万円を上限に10%の自己負担で市バスや地下鉄を利用できるもの。しかし2019年度には敬老乗車証について市の支出額が過去最高の26億6300万円となったことから、制度の見直しを進めていた。
仙台市では敬老乗車証について話し合う専門家の会議で、「自己負担を20%から30%に引き上げても制度を維持するべき」といった意見が出されたことなどを踏まえ、自己負担割合を25%に引き上げる方針を固めた。
仙台市は今後専門家の会議へ案を示すとともに、市民説明会などを開いたうえで来年の2月議会に条例の改正案を提出し、早ければ来年10月にも引き上げを実施したい考え。