【<仙台空襲>から79年】戦争の犠牲者を追悼する合同慰霊祭 遺族「今のロシアとウクライナを見ると、その状況が思い出されて…戦争はだめです」(仙台市)
7月10日は、『仙台空襲』から79年。
仙台市では、戦争で亡くなった犠牲者を追悼する合同慰霊祭が行われた。
「黙とう…」
仙台市戦没者戦災死者合同慰霊祭には、『仙台空襲』で亡くなった人の遺族などおよそ35人が参列し、花を手向けた。
79年前の1945年7月10日、仙台市中心部はアメリカ軍の爆撃で焼け野原となり、およそ1000人以上が犠牲となったほか、宮城県から出征した7665人が戦地で亡くなった。
父を戦地で亡くした伊藤由紀子さん(83)
「父の遺骨はなくて、遺骨箱には石が入っていたそうです。今のロシアとウクライナを見ると、その状況が思い出されて、こういうことは絶対避けなきゃだめです。戦争はだめだと」
仙台市遺族会によると、一時は300人ほどだった会員は高齢化や震災の影響などから年々減少し、いまはおよそ100人になっているという。