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【報道公開】女川原発2号機で始まった<原子炉に核燃料入れる作業> <再稼働>に向けた動き最終段階 住民の声も聞く(宮城)

2024年9月6日 19:00
【報道公開】女川原発2号機で始まった<原子炉に核燃料入れる作業> <再稼働>に向けた動き最終段階 住民の声も聞く(宮城)

東北電力は、女川原発2号機で3日から始まった原子炉に核燃料を入れる作業を、報道公開した。

11月の再稼働に向けた動きが最終段階を迎える中、住民の声を聞いた。

6日、報道陣に公開されたのは「燃料装荷」の作業の様子。

現在、原子炉は格納容器の上のコンクリートのふたが外された状態で、使用済燃料プールから燃料交換機で吊り上げられた燃料集合体がおよそ16メートル下の圧力容器の中へおろされていた。

作業は、全て水の中で行われ、1人が燃料交換機を操作しもう1人が位置が正確かチェックしているという。

燃料集合体は新規のものが208体震災前に使用していたものが352体で合わせて560体です。

9月3日に始まった燃料装荷は、6日午後6時時点で180体が完了予定で、全ての作業が終わるのは10日頃だという。

女川原発・新川伸之環境・燃料部長
「今後、さらに各種試験・検査がある。一つずつ確実にプロセスを経て、13年ぶりの再稼働に向けて安全確保を大前提に確実に慎重に進めていきたい」

安全性に関わる機能検査と国の確認などを経て、10月頃に原子炉を起動し、11月に発電も含む原発再稼働を予定している。

住民の声を、宮城・女川町と石巻市で聞いた。

石巻市・男性(60代)
「これからは原子力に頼る部分が必ず必要になってくると思う派なので、それは思っていますね」

石巻市・女性(70代)
「3・11の時に小さな集落でさえ逃げる時に渋滞して大変だった。 それがもし(原発事故に)なったとしたら。絶対反対です」

女川町男性(70代)
「安全性に十分配慮しながら、ここまできたから再稼働やむを得ない。女川町には、私たちの周りにも原発関連で生業生活をしている人がいっぱいいる」

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