特殊詐欺を未然に防いだ宮城・大崎市内の郵便局の職員に、警察から感謝状が贈られた。

鳴子警察署から感謝状が贈られたのは、大崎市『川渡郵便局』の職員・高橋敏さんと高橋慶行さんの2人。

2人は、今年5月　窓口業務が終了した午後4時頃、慌てた様子で局内のATMに向かう60代の女性を不審に感じ、声を掛けたという。

川渡郵便局・高橋慶行さん
「16時過ぎに来られて、慌てた様子が若干ありましたので、タクシーで来られましたし」

女性から話を聞いたところ、日本年金機構を語る男から電話で「年金の還付手続きが今日中に必要なため、最寄りの金融機関に行ってくれ。後ほど連絡する」と言われたという。

還付金詐欺を疑った2人は警察に通報し、特殊詐欺被害を未然に防いだという。

宮城県警によると、宮城県内の特殊詐欺被害は去年1年間で352件発生し、被害額は9億7千万円以上に及んでいるという。