宮城・富谷市は、職員が着用する名札について個人情報保護の観点から6月からこれまでのフルネーム表記から苗字のみに変更すると発表した。

これは、5月29日の定例会見で発表されたもの。

富谷市・若生市長
「個人情報が、名札から被害にあう事案が増えてきているということで、全ての職員は苗字のみ」

富谷市では、SNSの普及で職員の個人情報が特定される事案が全国的に生じていることから、職員が安心して働けるよう6月1日から名札を従来のフルネーム表記から苗字のみの表記へ変更する。

この取り組みは、職員に理不尽な要求やクレームを突きつける『カスタマーハラスメント』対策の観点もあるという。

富谷市・若生市長
「公務員だからなんでもではなく、職員を守っていくことも私たち の責任だと思っていますので、安心して職務に専念できる環境 づくりにも努めていきたい」

同様の取り組みは、全国的の自治体で広がっていて、宮城県内では富谷市以外に9市町村で導入されている。