【シェパード17頭】犯人・行方不明者捜す『嘱託警察犬』選ぶ審査会 「犯人を追いかけるのに有効」(宮城・川崎町)
事件の犯人や行方不明者を捜す『嘱託警察犬』を選ぶ審査会が、宮城・川崎町で開かれた。
審査会には、宮城県内の民間の施設などで訓練を受けてきた1歳~9歳までのシェパード17頭が参加した。
今年は、足跡や匂いをたどり事件の犯人や行方不明者を捜す『捜索犬』、遺体や火薬を見つける『特別犬』の審査が行われ、警察犬として任務を遂行できるかを判断した。
宮城県警では、民間の訓練所や一般家庭でトレーニングを受けた犬のうち、審査を通過した犬を『嘱託警察犬』として出動要請している。
飼い主
「現場で困っている人に少しでも役に立とうと、真冬でも夏場でも関係なく要請されれば(出動する)との思いでやっている」
宮城県警・鑑識課 鈴木秀宣次長
「行方不明者、犯罪事件では生身の犯人を追いかけることで有効な活動。優秀な警察犬を育ててもらって、安心安全のために活躍できる警察犬を期待したい」
現在、宮城県警の『嘱託警察犬』は22頭で、去年は行方不明者の捜索などで71回出動している。
審査に合格した犬は、7月から警察犬として活動するという。