【補聴器・両耳平均30万円】加齢などによる「難聴者」の補聴器購入に「公的助成」を求める(仙台市)
加齢などによる難聴者の補聴器購入に「公的助成」を求める市民団体が、2137人の署名を仙台市に提出した。
年金者組合などで作る市民団体が、27日 仙台市役所を訪れ、市内の難聴者から集めた2137人の署名と要望書を担当職員に手渡した。
団体によると、補聴器は両耳合わせて平均30万円ほどで、障害などの認定がなければ自己負担になる。
このため補聴器を購入できず、家族と話すことを避け孤立するケースがあるとして、市独自の「公的助成」を求めている。
公的助成を要望する仙台市民の声・芳賀芳昭共同代表「年を取ったから聞こえなくなるのは当たり前だと思ってそのままにしないで。補聴器を使えば、また日常が戻ってくる」
これに対し、市の担当者は補聴器の助成制度の実施を、国や県に働きかけていきたいと説明した。