毎月75万円…前の理事長に不適切な報酬 仙台市が改善勧告、社会福祉法人グラディーレ
仙台市が補助金を出している社会福祉法人で、前の理事長に不適切な報酬が支払われていたなどとして、市が改善勧告を出した。
27日付けで仙台市が改善勧告を出したのは、仙台市青葉区荒巻で特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人グラディーレ。
仙台市によると、グラディーレは法人を設立した2016年から去年まで、理事長の報酬の承認に必要な理事会や評議員会を開いていないにもかかわらず、前の理事長が辞任するまで毎月75万円が支払われていた疑いが持たれている。
市は昨年度グラディーレに対し補助金約4400万円を出していて、2月まで特別監査を行っていた。
改善勧告では不適切な支出の根絶などを5月までに求めているが、従わなかった場合、改善命令などの行政処分の可能性がある。