<書道パフォーマンスで…>高校生が”飲酒運転”根絶訴える 飲酒の機会増える年の瀬近づくなか(仙台市)
お酒を飲む機会が増える年の瀬が近づくなか、高校生が書道パフォーマンスで飲酒運転の根絶を訴えた。
音楽に合わせ筆を走らせるのは、仙台育英学園高校の書道部の生徒12人。
宮城県庁ロビーで12日に行われた書道パフォーマンスで、生徒は縦4m、横6mの巨大な用紙に「運転させない思いやり」「みんなで交通事故ゼロを目指して頑張ろう」など飲酒運転根絶への願いを書き込んだ。
2005年、宮城・多賀城市の国道で横断歩道を渡っていた仙台育英高校の生徒の列に飲酒運転をしていたRV車が突っ込み、3人が死亡・15人が重軽傷を負う事故があった。
生徒は、この事故を風化させないよう書道パフォーマンスで飲酒運転根絶を訴えていて、生徒が書いた願いは来年の宮城県警の啓発ポスターとして県内各地に掲示される予定。
仙台育英学園高校・書道部 紅林莉子主将
「大切で貴重な命が奪われたことは悔しい。これから先、飲酒運転という悲しい出来事が起きないようたくさんの人の心に響くように演技した」
宮城県警によると、去年 県内の飲酒運転による死亡事故は4件で、4人が死亡。
今年は、10月末時点で死亡事故はないものの34件の事故が起きている。
生徒は、悲劇を繰り返さないよう飲酒運転根絶を訴えた。