ウクライナ、ロシア発射の中距離弾道ミサイルの残骸公開 ゼレンスキー大統領、防空システム強化の必要性訴え
ウクライナの治安当局はロシアが21日に発射した極超音速の中距離弾道ミサイルの残骸を公開しました。
ウクライナの治安当局は24日、ロシアが東部ドニプロなどへの攻撃に使用した新型中距離弾道ミサイル「オレシュニク」の残骸を公開しました。
ミサイルの速度はマッハ11でロシア南部から発射されてからおよそ15分でウクライナ東部に着弾したということです。新たなミサイルによる攻撃をうけ、ゼレンスキー大統領は「世界にはこのような脅威に対抗できる防空システムがあり、誰もがこれに注目すべきだ」として、防空システム強化の必要性を訴えました。
こうしたなかロイター通信は、ウクライナがロシア西部のクルスク州への越境攻撃で制圧していた地域の40%をロシアに奪還されたと伝えました。クルスク州の知事は25日、夜間にウクライナのミサイル7発や無人機を迎撃したと明らかにしていて、攻防が続いています。