『<国際卓越大>認定を獲得することに注力したい』東北大学の新・総長 冨永悌二氏が決意
新たに東北大学の総長に就任した冨永悌二氏が会見を開き、審査が進む「国際卓越大」の認定に力を尽くすと決意を示した。
東北大学・冨永悌二新総長
「(国際卓越研究大学の)最終認定を獲得することに注力したい。そのために持てる力のすべてを尽くすことが、私に託された使命だと考えております」
4月に東北大学総長に就任したのは、冨永悌二氏(66)。
福島県出身で東北大学医学部を卒業した富永総長は、東北大学病院長の立場として宮城県内の「新型コロナ」対策を指揮したことなどが評価され、23代目の総長に就任した。
5日の会見で、冨永総長は、年間100億円の助成を受けて世界トップレベルの研究を目指す「国際卓越研究大学」の最終認定に注力するとしたほか、これまでの教授を筆頭とした体制を見直し、若い研究者が独立して自由に研究できる環境を整備する方針を示した。
富永総長の任期は、4月1日から6年間。