こちらは29日夕方、視聴者が宮城県南三陸町歌津で撮影した映像。

目をつぶりながら波打ち際に横たわっているアザラシ

時おり目を開いて、周囲を確認しているようにも見える。

アザラシが目撃されたのは長須賀海水浴場の近く。
通報を受けた南三陸署の警察官も6月30日に、現場でアザラシを発見したが、海に戻っていったという。

アザラシの情報を聞きつけた地元の漁業関係者は…

見に来ていた地元の漁師
「食べ物でも取りにまた海の中にいったのかなと思って見に来ましたけどね。そろそろ上がってきてもいい頃だけどまだ見えませんわ」
「また『ウタちゃん』みたいなの が来たのかなと思っていま、見に来ました。」

この地域でアザラシと言えば『ウタちゃん』

「ウタちゃ～ん♪」

この地域でアザラシと言えば、思い出されるのは今から22年前の2002年。
南三陸町・旧歌津町の伊里前川に現れた「ウタちゃん」。
当時、東京の多摩川に迷い込んだ「タマちゃん」フィーバーもあって、「ウタちゃん」は大きな話題に。

当時の町長の名刺はウタちゃんの写真いり。
ウタちゃんをモチーフにしたお寿司まで登場した。

あれから22年、南三陸町歌津の砂浜に現れたアザラシ。
うみの杜水族館によりますと、この映像からはゴマフアザラシかワモンアザラシとみられ、発見した場合はむやみに近づかずに見守ってほしいと呼びかけている。