“魚のおいしいまち” 佐世保市のPR作戦!「九十九島ひらまさ」県内外に発信し認知度アップへ《長崎》
九州などでは「ヒラス」と呼ばれる「ヒラマサ」。
コリコリした食感と、程よく脂がのって旨味が強い人気の魚です。
九十九島の海域で獲れる ヒラス= “ヒラマサ” を、県の内外に発信しようという取り組みが佐世保市で進められています。
“魚のおいしいまち” PR作戦です。
佐世保観光コンベンション協会が企画した試食会。
主役は、“九十九島ひらまさ” です。
飲食店や生産者ら21人が「たたき」や「南蛮漬け」などのコース料理を、地酒とともに楽しみました。
(ヨネサ水産 米倉弘真 代表)
「年間を通して結構さっぱりと食べられるが、熟成させれば旨味が回って脂もしっかりと乗るような、おいしい食材になっている」
ブランド魚「九十九島ひらまさ」。
佐世保市相浦町の約1キロの沖合にあるいけすで、5万匹を養殖しています。
観光コンベンション協会は、2023年度から『魚のおいしいまち』として佐世保を盛り上げようと「九十九島ひらまさ」にスポットをあてた取り組みを始めました。
協会のホームページに特設サイトを立ち上げたほか、PR動画の制作も行いました。
(佐世保観光コンベンション協会 企画課 岡 鈴奈さん)
「佐世保は、“佐世保バーガー” や “レモンステーキ” など、お肉系のグルメはとても強いが、皆さんが普段食べているこんなにおいしい佐世保の魚が、なかなか認知されていないということがある。
『魚のおいしい町』として佐世保がもっと盛り上がればいいなと、取り組みを始めた」
現在、市内の19の飲食店でオリジナルメニューを提供しています。
和食店「ふじなが本店」。
刺身に白鉄火巻、あら炊きなど「九十九島ひらまさ」を使った御膳を提供しています。
今年秋からは、照り焼きやアラ炊きなどを市のふるさと納税の返礼品として、新たに加える予定です。
(ふじなが本店 藤永一郎 会長)
「素材が良くて、くせが強い魚ではないので、それを消すということが必要なくて、いろんな味付けで楽しめるところが、ヒラスのいいところ。
観光客の方にも九十九島ひらまさを食べて一泊してもらうとか、そういう形で来てもらえたらうれしい」
観光コンベンション協会は、今後、福岡や関東など県外でのPRイベントを企画し魅力を発信していきたいとしています。
(佐世保観光コンベンション協会 企画課 岡 鈴奈さん)
「佐世保市内での異業種のみなさんの交流ももちろん、これをきっかけに佐世保に観光のお客様がもっと来てもらえるようにするのが一番の目標」