「負けてる試合でも前向きに…」バスケ男子日本代表ホーバスHC講演会 指導者らにアドバイス《長崎》
バスケットボール男子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチが、長崎市で講演し指導者に「コーチとしての心構え」を伝えました。
アメリカ出身の元プロバスケットボール選手で現在、男子日本代表のヘッドコーチを務めるトム・ホーバス氏。
2021年開催の東京オリンピックでは、女子日本代表を銀メダルに導きました。
県バスケットボール協会が開いた講演会では、部活動などのコーチと小中学生、高校生ら約200人を前に、練習に臨む際の心構えや試合への向き合い方などについてアドバイスしました。
(バスケットボール男子日本代表 トム・ホーバスHC)
「自分のバスケに自信を持って教えた方がいい。(他人を)真似するのもいいけれど、自分の味も入れた方がいい」
プレーでミスをした選手への声掛けや、指導方法についての質問には…。
(バスケットボール男子日本代表 トム・ホーバスHC)
「今の男子日本代表は経験ある選手がいるから、若い選手が同じミスをすると僕の声だけじゃなくて(ほかの)選手も言う。それを文化にして、ほかの選手が教える(環境が)いいと思う」
(中学校の指導者)
「ほめてあげる言葉が心に残ったので(選手に)伝えていけたらいい」
(クラブチームの指導者)
「トムさんの情熱がバスケット愛だなと強く感じた。そういう子どもたちを少しでも増やせたらいい」
また 子どもたちには、ゲームでは常に前向きに取り組むことの大切さを伝えました。
(バスケットボール男子日本代表 トム・ホーバスHC)
「負けている試合もヘッドダウン(がっかり)しないで、次のステップ(を考えよう)。
ダウンの時にファイティングの気持ちが大きい。代表チームで(みんなを)見たいので、これから頑張ってください」
県内のバスケ界では若手の指導者不足が課題で、協会では講演などを通して指導者と選手の育成につなげていきたいとしています。