「県内で火災相次ぐ」雲仙市と佐世保市で住宅全焼 焼け跡から遺体 大村市でも雑居ビルで火事《長崎》
県内では、26日夜から27日朝にかけて火事が相次ぎました。
佐世保市と雲仙市では住宅を全焼する火事があり、焼け跡からそれぞれ1人の遺体が見つかりました。
27日午前9時20分頃、佐世保市愛宕町で「家から煙が出ている」と近くにいた人から消防に通報がありました。
この火事で、中 昭子さん 83歳の木造平屋住宅1棟を全焼したほか、隣接する住宅の一部を焼き、火は約1時間20分後に消し止められました。
警察によりますと、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
現在も、中さんと連絡が取れていないということで、警察が遺体の身元の確認を急いでいます。
また 雲仙市愛野町では、26日午後10時50分頃「建物が燃えている」と住人から消防に通報がありました。
火は田中 正巳さん81歳の木造平屋住宅1棟を全焼し、約2時間20分後に消し止められました。
警察によりますと27日午前、焼け跡から1人の遺体が見つかったということです。
出火当時、住宅には田中さんと70代の妻がいて、妻は逃げ出して無事でしたが、現在も田中さんと連絡が取れていないということです。
警察は、遺体の身元の確認を急ぐとともに消防と合同で火事の詳しい原因を調べています。
さらに27日午前4時頃には、大村市古賀島町で「建物の1階部分から煙が出ている」と住人から消防に通報がありました。
この火事で、2階建て雑居ビルの1階に入居する飲食店の一部を焼き、火は約1時間半後に消し止められました。
警察によりますと、ビルは1階に飲食店など5店舗が入居し、2階はアパートとなっていますが、ケガ人はいないということです。