4月からどう変わる?JRや路面電車の「運賃改正」路線バスの「ダイヤ改正に合わせた減便」《長崎》

新年度の来月も「値上げラッシュ」が続きます。
予定している県内の事業所を紹介します。
長崎電気軌道は、路面電車の運賃を10円値上げ。
現在 中学生以上は140円、子どもは70円ですが、
来月1日からはそれぞれ、150円、80円になります。
このほか通勤定期、高校以上の通学定期も、それぞれ7%ほど引き上げられます。
JR九州は 来月1日から初乗りの普通運賃を、現在の170円から30円値上げし200円に。
長崎線の「長崎―諫早間」は、普通運賃が80円上がり、560円になります。
西九州新幹線と在来線の特急をリレー方式で乗り継ぐ「長崎―博多間」は、特急料金は据え置きますが、普通運賃が上がるため
最大で440円上がり、6490円となります。
動物たちと触れ合える「長崎バイオパーク」も、入園料を3年ぶりに改定します。
詳しい金額ですが、大人は2100円、中高生は1500円、3歳から小学生は1100円といずれも200円値上げ。
バイオパークは、光熱費や飼料費の高騰などを理由に挙げていて、「展示場を更新するなど園の魅力をアップしサービスの充実を図りたい」としています。
続いては、路線バスのダイヤ改正についてです。
西肥バスは、来月1日に実施します。
西肥バスは、来月1日から平日運行している路線バスを、全体の約2割にあたる220便減らし「951便」に。
1700便あまりだった2021年からは、半分近くまで減ることになります。
西肥バスは理由について「運転士不足により、便数を保つことが難しく、今後も定年退職などでさらに減っていくことが予想される」としています。
(佐世保市民)
「週に3回ほどバスで京町とか三ヶ町に来る。給料を上げたら、運転手で来る人がいらっしゃるんですかね」
(佐世保市民)
「今は仕事で(バスを)使っている。最終バスが19時ですけども、それが早くなって帰りが間に合うか。だから非常にきつい。
バスのドライバーがいないのは仕方ないけど、使う側としてはもう少し考えてほしい」
松浦市や平戸市などで運行している15の路線については、廃止を決めたということです。
また 長崎バスは、来月16日にダイヤ改正を実施。
利用客が比較的少ない午前9時から午後3時台のダイヤの便数を、平日は17.7%にあたる223便、土日は10.2%の110便減らすということです。
一方、利用が多い朝と夕方の時間帯については平日、土曜ともに2%以下の減便にとどめ、現状をほぼ維持しています。
ダイヤ改正の理由は、「深刻な運転士不足」としていますが、発車時間の調整などにより勤務形態を変更して利用が多い朝夕の利便性を確保するということです。
年間の休日数を増やすなど運転士の環境改善や、新たな乗務員確保にも努めていきたいとしています。
また 来月16日から、長崎駅を通過する “終点がココウォーク茂里町行き“ のバス全便の停車位置が変更になります。
「国道北部向き」の場所から、長崎駅東口そばの「交通広場」に変え、利用者の利便性を図っていくということです。