乾燥の季節に注意!ガスや電気などの「コンロ火災」 死亡するケース多い「ストーブ火災」も《長崎》
【NIB news every. 2024年12月27日放送より】
乾燥するこの時期に気を付けたい「コンロ火災」についてです。
民間の気象会社ウェザーニューズによりますと、2013年からの10年間に発生した住宅火災の出火原因として一番多いのは「ガスや電気などのコンロ」なんです。(東京消防庁管内)
おととしは、347件のコンロ火災が発生しています。
どのようなものに着火して火災が起きているのかといいますと、最も多いのが「天ぷら油」。次いで「油かす」「ゴミなどのくず類」となっています。
このほかにも、意外なことからコンロ火災が起こることもあるんです。
油を加熱したまま放置すると発火することがありますが、桒畑さん「揚げ焼き」のように少ない油を加熱するとき、発火までどのくらいの時間がかかると思いますか?
(桒畑笑莉奈アナウンサー)
「10分、15分ぐらいはかかるんじゃないでしょうか?」
鍋の形状や条件にもよりますが、実は、約8分で発火することもあると言われているんです。
(桒畑笑莉奈アナウンサー)
「ちょっと離れたすきに発火することもあるんですね」
年末年始、来客や帰省で調理をする機会が増えるという人も多いでしょうから気を付けたいですよね。
コンロ火災を防ぐポイントとして、
◆調理中にコンロから離れないこと
◆コンロの周りに燃えやすいもの を置かないこと
…などが挙げられますが、消火しようとする時に忘れてはならないのが、油に火がついた場合は「水をかけない」ことです。
水をかけると、火が飛び散って火災が拡大してしまうので、消火器を使うのが確実な方法です。
長崎市消防局によりますと、年末年始は「暖房器具」特に「ストーブ」に注意してほしいとのことです。
寝ている間につけっぱなしにしてしまうなど、暖房器具が原因の火災は亡くなる人が多くなりやすいとされています。
市消防局は、住宅火災を防ぐために火災警報器の点検や維持、管理を適切に行うよう呼びかけています。