辰年は龍踊で幕開け「家族の健康」「平和な1年に」長崎で聞いた2024年の抱負 《長崎》
波乱の幕開けとなった2024年。新型コロナウイルスの5類移行後、初の年末年始を迎え県内も帰省客などで混雑しました。
大みそかの諏訪神社。初詣客が続々と集まってきました。お目当ては新年の始まりを祝う「龍踊」の奉納です。
長崎くんちの踊町の一つ「籠町」が12年に1度干支の「辰年」に合わせて行っています。
長さおよそ20mの「龍」が長坂をのぼって境内へ。2024年の景気、運気が上昇してほしいと「昇り龍」に願いを込めます。
去年、4年ぶりに奉納踊が行われた秋の大祭「長崎くんち」。龍踊を今年、奉納する五嶋町の関係者も見守りました。
五嶋町の関係者
「今年は踊町なのでやるだけです。 五島町ヨイヤー!」
見物に訪れた人
「くんち楽しみだなと思いながら 見ていた。パワーはちゃんとも らったので頑張れそう」
「久しぶりに(龍踊を)見たけど 楽しかった」
諏訪神社では「金の辰」「銀の龍」の御朱印も限定で準備。正月三が日であわせておよそ16万人が初詣に訪れたということです。
新型コロナウイルスが「5類」に移行して初めての年末年始。
気温およそ7℃と3月下旬並みの暖かさの中、稲佐山の展望台には家族連れや友人同士など1000人以上が集まりました。
待っているのは「初日の出」。午前7時半頃、雲の隙間から太陽が顔を出すと、その瞬間を目に焼き付けたり、カメラに収めたり。
新年の抱負やそれぞれの思いを込めます。
初日の出を見に来た人
「楽しい1年になればいい」
「とてもきれいだった。やせますようにとお願いした」
「受験とかどんなことにも挑戦し たい。毎日コツコツやっていき たい」
去年11月、新館が開業したアミュプラザ長崎。初売りには午前10時のオープンに合わせおよそ2400人が列を作りました。
「福袋いかがですか。いらっしゃ いませ」
お目当ては「福袋」。洋服や菓子など本館と新館、長崎街道かもめ市場の60以上の店舗が用意し多くの買い物客でにぎわいました。
買い物客
「15個限定と聞いていたのでこ れのために1時間前から並んだ。 バッグとマグカップ、エプロン、 マフラーが入っている。お目当 てが買えたので良かった」
「コートとかニットとかが入った 福袋を買った。残りが2、3個 だったがなんとか間に合って買 えたのでよかった」
ただ、元日に発生した大地震を受けて。
NIB 冷川小粋アナ
「こちらに展示されている巨大レ ッドドラゴン。本来は初売りに合わせ龍踊などのイベントが行 われる予定でしたが、石川県で起きた地震の被害状況を考慮して展示のみとなりました」
新年を祝うイベントの一部が中止に。
買い物客
「びっくりした。(龍踊は)楽しみで正月に皆さん帰ってきてるでしょうけど、被災地を考えるとやっぱりそのこと(お祝い事)には(配慮)した方がいいのかなと」
被爆79年を迎える今年。長崎市の平和公園では被爆者や高校生らおよそ80人が元日の座り込みに参加しました。
県平和運動センター被爆連 川野 浩一議長
「世界が平和であることを私たちは望みます」
長期化するウクライナ侵攻に、戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ地区。参加者は戦争が一刻も早く終結するとともに核兵器のない世界が訪れるよう願いました。
2024年、あなたはどんな年にしたいですか。
長崎の被爆者 山川剛さん
「人の命を奪って戦争する権利はない。世界の英知を集めて一刻 も早く2つの戦争をとめる」
50代「家族の健康や世界平和を祈りた い」
50代「辰年のようにのぼっていくような運を持てる年にしたい」
10代「保育学生なんですけど、実習が今年初めてあるのでそれが楽しみ。子どものことを1番に考え られる保育士になりたい」
20代「今年はとび職でいろいろ資格も取得した。地元(長崎)に戻ってちょっとでも地元に貢献でき るようにしたい」
市民「弓道をしているが5段に今年こそ上がりたい。精進したい」
市民「家族で元気に仲良くしたい」
市民「個人的には家内安全でありたい。 震災もあったし世界はまだ戦争も怖いところがある。そういっ た意味で平和な1年に戻ってほしい」