感染症専門家も被災地支援へ 能登半島地震発生から4日目 長崎県も支援準備進める《長崎》
元日に、最大震度7を観測した能登半島地震。石川県では死者が84人となり避難している人は3万3500人あまりにのぼっています。
県内からは感染症の専門家も現地入りする予定です。
能登半島地震では、最大震度7を観測した石川県で死者が84人にのぼり(4日午後3時時点)およそ3万3500人が避難所に避難しています。
元日の地震発生時には県内でも壱岐市と対馬市に津波注意報が発表され対馬市比田勝で30センチ、壱岐市郷ノ浦港で20センチの津波が観測されました。
地震発生から4日目。県内でも官公庁の仕事始め式で犠牲者への黙とうが捧げられました。
県は災害時健康危機管理支援チーム=「DHEAT」や「保健師のチーム」について、厚生労働省に対し「派遣可能」と回答する方向で調整を進めているほか、避難所での支援などについても職員の派遣要請があった場合は対応できるよう準備を進めているということです。
一方、被災地では感染症も懸念されることから日本環境感染学会のメンバーで長崎大学病院の泉川公一 教授も珠洲市入りする予定です。
珠洲市は震度6強を観測。避難施設での感染症を防ぐ業務にあたると見られます。
また、日本赤十字社の県支部は医師や看護師らによる救護班を出すことや義援金の受付開始に向け日赤本社と調整しているということです。