長崎市出身のノーベル賞作家「カズオ・イシグロさん」の古希祝う “研究会組織” の設立も発表《長崎》
長崎市出身のノーベル賞作家 カズオ・イシグロさんの古希を祝うイベントが開かれました。
イシグロ文学の研究者や愛読者が集い、研究会組織を立ち上げることも発表されました。
(参加者)
「カズオ・イシグロさん。古希のお誕生日おめでとうございます」
今月8日、カズオ・イシグロさんの70歳の誕生日を祝福しようと集まったイシグロ文学の研究者たち。
5歳までイシグロさんが暮らした長崎市の生家跡住宅に集まり、イシグロさんの生い立ちや作品の魅力をスライドで紹介。
イベントの様子はオンラインでも配信され、約100人が視聴し 鈴木市長もお祝いのメッセージを述べました。
(鈴木長崎市長)
「イシグロ文学で 平和を発信してほしい」」
また この日発表されたのが…。
(東京大学 田尻 芳樹教授)
「カズオ・イシグロ研究会という組織を立ち上げる」
新たな学会組織を設立し、イシグロ文学の魅力の発信、研究者や学生、愛読者などのネットワークづくりなどを進める構想が示されました。
(都留文科大学 加藤 めぐみ教授)
「必ずここから、大きな流れができていくのではないかと期待している」
今後 より広く輪を広げ、将来的には「日本カズオ・イシグロ協会」に発展させたいとしています。