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「戦争のない平和を」今年最初の9日 被爆地ナガサキから平和への祈り 長崎の鐘に座り込みで訴え《長崎》

2024年1月9日 20:36
「戦争のない平和を」今年最初の9日 被爆地ナガサキから平和への祈り 長崎の鐘に座り込みで訴え《長崎》

今年最初の「9の日」のきょう、長崎市の平和公園では、核廃絶や平和を訴える活動が行われました。世界各地で戦闘行為が続く中、参加者たちは決意を新たにしていました。

被爆79年、最初の「9日」。
長崎市の平和公園では県被爆者手帳友の会のメンバーらが午前11時2分に核廃絶の願いを込めて「長崎の鐘」を鳴らしました。

被爆者 中村キクヨさん(99)
「若い人のように表に出て運動はできないが、被爆者としての気持ちは変わらないので、平和のあることを願って運動したい」

会長の朝長 万左男さんは去年、アメリカで証言ツアーを行い、若者たちと直接対話を重ねてきました。

県被爆者手帳友の会朝長 万左男会長
「アメリカの市民も核のない世界を作らないといけないという考えの人がほとんど。そのことを確認できたのが大変大きな成果」

今年は、10月に開業する長崎スタジアムシティで軍縮の専門家や市民らが意見を交わす「地球市民集会」の開催を検討しています。

県被爆者手帳友の会朝長 万左男会長
「1万人を超えるような集会ができないか。それで今年1年は長崎の活動は盛り上がってくる」

正午過ぎには平和祈念像前で「反核9の日座り込み」も行われ、被爆者ら110人が参加しました。

参加者らは、ロシアのウクライナ侵攻や、イスラエルとイスラム組織「ハマス」による戦闘を念頭に活動の継続を訴えました。

県平和運動センター被爆連川野 浩一議長
「何千人、何万人と命を落としている。命を落としているのではなくて、殺されている。二度とこれらの惨劇が起こらないように、戦争のない平和を私たちは求めていかなければならない」

今回で495回となった座り込み。6月には節目の500回を迎えます。

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