新幹線西九州ルートの武雄温泉―新鳥栖間について佐賀県の山口知事が南回りのルートの場合国との議論に応じる考えを示していることに対し、大石知事は20日、「議論が前に進むことに期待する」と述べました。

新幹線西九州ルートの未整備区間である武雄温泉―新鳥栖間については佐賀県の山口知事が佐賀空港付近を通る南回りのルートで国との協議に応じる考えをこれまでに示しています。

大石知事は20日の定例会見で、「ルートそのものについては佐賀県内の話なのでコメントは差し控える」とした上で「今回の動きで協議が前に進むことを期待している」と述べました。

（大石知事）
「ルートそのものはどうなるかまだわからないが空港との連結は重要な視点様々なものが有機的に連携してユーザーにとって使いやすいものになるのが一番」

新たなルートについては、先週、国に要望を行った西九州新幹線沿線の5つの市の市長も、議論の加速に期待感を示しています。

一方、大石知事らは11月23日から4日間、姉妹都市である中国の福建省を訪問すると発表。

黄檗文化の交流大会に出席するほか、福建省政府の要人のもとを訪れ、福島第一原発の処理水の放出をめぐって日本産の水産物の禁輸が続いていることに対しても意見交換するとしています。