横綱・照ノ富士や平戸海が目の前に「冬巡業 長崎場所」3700人の相撲ファンが大歓声《長崎》
大相撲の冬巡業「長崎場所」が、長崎スタジアムシティのアリーナで開かれました。
郷土力士らが土俵で繰り広げる迫力の取組に、3700人のファンが歓声を送りました。
ハピネスアリーナに響く触れ太鼓。
長崎市で2年ぶりに開かれる大相撲長崎場所です。
つめかけた相撲ファンのお目当ては。
(相撲ファン)
「(見たいのは)平戸海関。長崎出身で」
(相撲ファン)
「平戸海。楽しい相撲(を見たい)」
平戸市出身の幕内力士平戸海です。
記念撮影や握手会のコーナーでは、その姿を間近で見ようとひときわ長い列ができていました。
(相撲ファン)
「大きかった」
(相撲ファン)
「(巡業は) 初めてなので、全部楽しみ」
会場では、相撲好きの子どもたちと力士のこんな光景も…。
(子どもファン)
「勝って、勝って」
(阿炎)
「勝ちたいな。がんばろうぜ」
(子どもファン)
「すくい投げでいいよ」
(阿炎)
「すくい投げ! まかせて」
力士たちとの触れ合いも、巡業ならでは。
巡業の見どころは、ほかにも。
(相撲甚句)
「はーぁ どすこい、どすこい」
力士が美声を披露する相撲甚句。
相撲の "禁じ手” をユーモラスに紹介する「初切」。
普段の土俵では見ることのできない力士の姿に、大きな笑いが起こりました。
いよいよ、幕内力士が登場です。
土俵入りした平戸海。
横綱・照ノ富士にも大声援が送られます。
「よいしょー」
平戸海の相手は、九州場所で破った若元春。
さぁ、取り組みです。
(行司)
「はっけよーい」
寄り切りで見事に勝利すると、きょう一番の歓声が上がりました。
巡業ならではの楽しさと、本場所さながらの迫力を体感した相撲ファンは。
(観客)
「(平戸海への)大歓声で感激した」
(観客)
「平戸海と琴櫻が好きで、かわいくでニコニコした」
(観客)
「サインをもらうところも 楽しすぎた」
(平戸海関の恩師 坂尾 廣毅さん)
「年々、声援が大きくなってうれしい。相撲内容は全然悪くないので、今のまま,前に出る相撲を続ければ勝てるようになる」
九州場所は,4勝11敗と悔しい成績で終わった平戸海。
地元ファンの声援を受けて,来月の初場所に向け決意を新たにしていました。
(平戸海関)
「地元の人が来てくれて、みんな喜んでくれているのでうれしい。九州場所はあまりいい成績は残せなかった。
初場所はしっかり勝ち越せるように頑張るので、応援よろしくお願いします」