【中継】「台風最接近の島原市」「閑散としたJR長崎駅」から現地の様子をリポート《長崎》
(佐藤肖嗣アナウンサー)
台風の中心に近いとみられる島原市から中継です。
(青木雄大アナウンサー)
島原外港近くの建物の中からお伝えします。
雨は現在それほど強くありませんが、28日から絶え間なく降り続いています。
風も今は落ち着いていますが、昼頃には立っていられないほど強く感じました。
目の前に広がる有明海は、きょう一日中 白波が立ち、強く海岸に打ち付けています。
台風は島原市に29日午後6時ごろ、まさに今、最接近しているようです。
昼すぎの島原市内は横殴りの雨が地面に打ち付け、道路には木の枝などが散乱していました。
島原半島は29日午前6時頃に暴風域に入り、最大瞬間風速は雲仙岳で38メートルを観測。
28日の降り始めからの雨量は雲仙岳で352.5ミリ。島原では173.5ミリなどとなっています。
ホテルの目の前には国道251号が通っていて、地元の方によりますと普段は交通量が多いそうですが、きょうはまばらだということです。
暴風域は30日の朝抜ける見込みで、引き続き厳重な警戒が必要です。
(佐藤肖嗣アナウンサー)
続いては、JR長崎駅前から中継です。小林さん。
長崎市は午後4時過ぎには雨がやみ、空も少し明るくなったのですが、今また少し暗くなってきました。
風なんですが、今少し ゴォーという強い風が吹いてきました。
私はきょう午前中、長崎駅周辺を取材していたのですが、その時のほうが雨・風ともに強く感じました。
ここはJRや路面電車、バスなどさまざまな交通機関の集まる場所です。
普段であれば帰宅する人が大勢いる時間帯なのですが、路線バスのバス停には一人も姿は見えません。
長崎電気軌道や高速バスも運休となりました。
さらに商業施設「アミュプラザ長崎」終日休館となり、周辺を見ても人の姿はほとんどありません。
先ほど、駅の待合所にいた観光客の方に話を伺ったのですが、「晴れていたら色々な所を回りたかったが、ほとんど閉まっていた」ということで、途方に暮れている様子でした。
以上、JR長崎駅前から中継でお伝えしました。