地元ならではの魅力アピール “県内在住英語ガイド”=「ナガサキクルー」新たなツアーを販売《長崎》
クルーズ客船の寄港地としての、魅力向上に努めます。
長崎港で “県内在住” の英語ガイドによる新たなツアーの販売が始まりました。
長崎港に入港したクルーズ客船。
(ガイド)
「good morning!」
客船から降りてきた外国人観光客に案内しているのは、「英語ガイド」によるツアーです。
2月28日から販売が始まりました。
(長崎国際観光コンベンション協会 森永 亜由美 チーフ)
「多くの外国人のお客さまが訪れると県内のガイドでは、まかないきれない。県外、関東から英語ガイドを呼んできて、長崎を案内していく実態がけっこうあった」
新型コロナウイルスが収束し、インバウンドは回復傾向に。
去年、長崎港には国際クルーズ客船が157隻寄港しています。
長崎国際観光コンベンション協会は、外国人観光客の受け入れ環境を整備し魅力を向上しようと市内の観光施設や交通事業者などと取り組みを進めてきました。
そのひとつとして、去年9月から新たなガイドの育成を開始。
およそ3か月間、長崎の歴史や文化などを学んだ10代から60代の男女24人が英語ガイド=「ナガサキクルー」として選ばれました。
全員が “県内” に住んでいます。
(長崎国際観光コンベンション協会 森永 亜由美 チーフ)
「最近の外国人観光客のお客様のトレンドとして、地元の人と接したいというのがある。地元の人とコンタクトをとって、その土地ならではの良さを感じたいというのがあり、それを提供できるのは地元の人」
この日は4人が担当し、外国人観光客にツアーをPRしました。
(英語ガイド)
「その場その場で、きょう1日が楽しかったと思ってもらいたい」
平和公園と原爆資料館を巡るコースと、諏訪神社を中心としたコースの2種類があり、料金は1人3万円前後。
3時間のツアーです。
(イングランドから)
「自分たちだとわからない。たくさんのことを知ることができるので、1日2日じゃ足りない」
(長崎国際観光コンベンション協会 森永 亜由美 チーフ)
「ガイドに困ったら、ナガサキクルーを呼ぶというようなブランドにしたい」
英語ガイドのツアーは、県の多言語公式観光ウェブサイトなどを通じて、外国人観光客に周知を進めていくということです。