町をあげた一大プロジェクト! 巨大な廊下ガラス壁画を思い思いの色に… 美術館を憩いの場へ 鳥取県日南町
鳥取県日南町で取り組まれている巨大な廊下ガラス壁画プロジェクト。地元の子どもたちによる色塗りが始まりました。
夢中になって色を塗る子どもたち。ホタルやオオサンショウオなど日南町ならではの自然が描かれています。
地元の園児
「色塗るの楽しかったです」
色を塗っているのは、鳥取県日南町の園児15人です。キャンバスは、高さ2.8メートル、長さ31メートルの巨大な廊下のガラス。日南町総合文化センターの正面玄関から町の美術館に続く廊下に描かれたイラストの下絵に思い思いの色を塗っていきました。
園児
「楽しかった」
Q.何の色塗った?
「青。かわいい色になった」
「(色は)オレンジ。魚の絵を描いた」
「(色は)黄色。クワガタ描くところに」
下絵を描いたのは、子どもたちと一緒にプロジェクトを進めている鳥取県大山町在住の画家・朝倉弘平さん。朝倉さんは、園児たちがワークショップで描いた絵からアイディアを得て下絵を描きました。7月10日は、朝倉さんも参加し、園児たちと一緒に色塗りをしました。
画家 朝倉弘平さん
「一緒に描けて楽しかった。本当にみなさんの(地元への)愛がつまった作品になるのは間違いないので、完成が非常に楽しみです」
このプロジェクト、もう一つのテーマは、「行ってみたくなる空間を創出すること」。去年、芝生化された野外イベント広場に、この廊下ガラスアートで花を添えにぎわいの創出や町の活性化も目指しています。
日南町美術館 浅田裕子 館長
「芝生(化)になったこと、そして(壁画)アートで何かが出来ないかということで考えた結果なんですけど。ここが憩いの場になるような、いろいろな人たちがここに集まって楽しんでいただける場所にしていきたいと思っています」
今後は小中学生や大人も加わり、町民あげて完成させるガラス壁画。8月30日にお披露目されることになっています。