会社説明会でゲーム!? 人手不足が問題となる中でゲーム要素を取り入れた意図とは? 島根県松江市
さまざまな業種で人手不足が問題となっていて、企業はあの手この手で優秀な人材を確保しようと取り組んでいます。こうした中、島根県松江市でユニークな会社説明会が開かれました。
会社説明会で行われているのはなんとゲーム。説明する側の会社員と参加者が仲良くコントローラーを握っています。
丸三 総務部人事課 福島賢さん
「ゲームだったら年齢とか性別とか肩書とか一切関係なく、同じテーブルに座って同じ立場で思いっきり自分らしさを発揮できるっていう、そこが一番の狙いですね」
島根県出雲市に本社があるLPCグループは、面接だけではわからない個性や人間性を確認しようと7年前から会社説明会にゲームの要素を取り入れています。
参加者
「皆さん盛り上がって本当に楽しかったですし、参加して良かったなと思います」
「先輩社員の人間性とかも分かったので、新しくて面白くて、かつ採用につながるっていうところは、すごく良いなっていうふうに思いました」
参加者には好評の一方で、今年度採用につながったのは、目標の4割程度と人材の確保は容易ではありません。このためLPCグループでは、大学新卒の初任給を3年連続で1万円アップさせるなど、給与面でも競争力を高めています。
丸三 総務部人事課 福島賢さん
「柔軟な発想であったりとか、今の時代に合わせた前向きな取り組みが不可欠になりますので、そういった学生と出会えればいいなと思っています」
人口減少を背景に今後ますます進むと見られる採用の売り手市場。企業側の工夫も一層求められそうです。