滅多に見ることができない水鳥を37年ぶりに確認 「ハイイロガン」と「サカツラガン」 鳥取県米子市・米子水鳥公園
鳥取県米子市では貴重な冬の光景が見られました。滅多にお目にかかれない「まれな冬鳥」、カモ科のハイイロガンとサカツラガンが11月30日午前8時半ごろ、米子水鳥公園に降り立ちました。
ピンク色のくちばしのハイイロガンはユーラシア大陸で繁殖し、ヨーロッパなどで越冬する渡り鳥。国内では滅多に見られず、鳥取県での確認は37年ぶりだということです。
一方、黒いくちばしのサカツラガンも「IUCN(国際自然保護連合)」のレッドリストの「危急種」に分類されている渡り鳥。
米子水鳥公園では、なんらかのトラブルで群れと離れてしまった2羽が、さまようなかで合流し、一緒にやってきたのではないかとみています。
現在、2羽は園内の他の水鳥の群れに加わっていて、米子水鳥公園はその暮らしぶりなどを観察していきたいとしています。