決意を新たに 山陰両県の県庁で仕事始め式 能登半島地震受け両知事が県内でも災害対策を強調 鳥取県・島根県
3連休明けの1月9日、山陰両県の県庁では、仕事始め式が行われ新年の決意を新たにしました。
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休暇の分散取得が推進されているため、1月9日朝に鳥取県庁で行われた仕事始め式。幹部職員約50人が集まり、コロナ禍前の規模で行われました。式では、今年10月、鳥取県で行われるシニア世代のスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」に向けて選手団に扮した担当課の職員が決意表明し、県庁一丸となって大会に臨むことを誓いました。
そして去年、うさぎ年の鳥取県をPRするため活動した白うさぎダンサーズは、県内にとどまらず東京ドームでのダンス披露するなどその功績が表彰されました。
また、平井知事は元日に発生した能登半島地震について、支援継続の意向を表明しました。
鳥取県 平井伸治 知事
「能登の地震の支援を全庁挙げて続けていくとともに、そこで現れた課題というものも同じ日本海側として等しく考えていかないといけない」
平井知事は、能登半島地震を受け、県内の災害対策をさらに強化する方針を示しました。
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一方、島根県庁でも、仕事始め式が行われ、幹部職員など56人が参加しました。式では、始めに能登半島地震と、羽田空港での航空機衝突事故で犠牲になった人に黙とうを捧げました。また、島根県の丸山知事が年頭の挨拶で、改めて自然災害への備えを強調しました。
島根県 丸山達也 知事
「こんなことがあるのかということが発生いたしました。わが身、島根県で起きないとは限らない。そういった得られる教訓、反省を島根県においても生かしていく」
このほか、丸山知事は、人口減少対策を柱とする「島根創生計画」の5か年計画が、来年度で5年目の節目を迎えることから中長期的に少子化対策に取り組んでいくと表明しました。