今年の漢字は「税」 山陰の人たちの今年の漢字は? 鳥取県・島根県
今年1年の世相を表す『今年の漢字』。12月12日、京都の清水寺で発表されたのはー「税」。
一年を通して増税議論が行われたほか、インボイス制度など、税にまつわる話題が取り上げられたことが理由となりました。今年の漢字の発表に合わせて山陰地方の人たちに自分の今年の漢字を聞いてみました。
まずは、鳥取市から。今年1年を振り返りながらペンを走らせたこちらの女性はー。
「災」という漢字を選びました。
女性
「災害。あの色々事故にあったりとか、ちょっと災いごとが多かったので。追突事故で自分は悪くはないんですけど、ちょっと首が痛くなっちゃたりとかして、まだ通院してたりとかして」
自身の身に起こった「災い」を振り返りました。
キッチンカーでたこ焼きを販売している女性は。
「売」
女性
「これは売るっていう字です。ここのたこ焼きをたくさんの人に買ってもらいたいなぁと思ってこの漢字にしました」
約1年前にこちらの店をオープンしたばかり。
より多くの人に自慢のたこ焼きを届けたいという思いから、この漢字を選んだと言います。
一方、別の女性はペンを握ること約2分。
考えに考え抜いて書いた漢字はー。
「生」
女性
「生きるっていう字です。一生懸命生きました」
実は家族が新型コロナに感染。感染法上の位置づけが5類に移行後も不安の種となっています。
女性
「来年はやっぱ穏やかな年に。穏やかな年になるといいなぁと思います。でもやっぱり戦争なんかもたくさんあったし、やっぱりみんな生きていきたいなと思います」
一方、島根県松江市でも「今年のあなたの漢字」を聞きました。
男性は、不景気の「不」
男性
「物価が大変な時代がきてるそいういう印象ですね。どうなりますかね心配です」
生活に関わるあらゆるものが値上げした今年。
物価高は、まだまだ落ち着かないなか、不景気を感じる人も少なくないようです。
「忙しい」1年だったと今年を振り返った、別の男性は「忙」。
男性
「1年間忙しかったです、仕事が介護の関係です。高齢化社会なんで、ニーズはあるので施設を利用する方は多いんですけど、人出が足りないのでもっとみなさん仕事にきてください」
一方で、今年はコロナが5類に移行した年、若い世代にとっては、楽しさが戻ってきた1年でもありました。
「楽」を選んだ高校生
「楽しいです。学校が楽しいとかいろいろ趣味とかも楽しいいろいろ制限があったりしたので、今年そういうのがなくて楽しかったです」
「楽」を選んだ大学生
「自由度が増して関係も深まったんじゃないかと思います。ちゃんと人の顔見て話せたりして、すごく楽しいです」
景気が暗くなるような世の中の一方、明るい未来も見えた2023年。来年は、どんな漢字がみなさんの生活を飾るのでしょう。