「過去数年で一番いい出来」 穏やかな日差しの中、北条ワイン醸造所のブドウ畑で収穫作業 良質なワインを提供するために一つ一つ丁寧に選果 鳥取県北栄町
穏やかな日差が降り注いだ9月24日の山陰地方。鳥取県北栄町のブドウ畑では、朝からブドウの収穫を行う人の姿が見られました。山陰地方では先週まで残暑が続いていましたがー。
収穫作業する人
「だいぶ涼しくなりましたね。3連休越えて急に温度が下がって、めちゃくちゃ涼しくて作業自体はめっちゃしやすいです」
取材班が訪れたのは、北条ワインを販売する「北条ワイン醸造所」のブドウ畑です。現在、赤ワインの原料となる「マスカットベリーA」の収穫がピークを迎えています。
北条ワイン醸造所 田村まなみさん
「赤ワインにするためには、皮の黒い色も必要でして、それが夜の涼しさだったり、低い温度も大事になってくるので、真っ黒ないいブドウを作るためにはいい感じの天候になってきたかなと思います」
収穫されたブドウは、醸造所に運ばれ、選果されます。
作業する人
「(熟れすぎたブドウ)こういったのをね、落としていって、きれいなブドウだけを残してきれいなのでワインを造られるということで」
良質なワインを提供するために重要な作業で、一つ一つ丁寧に確認していました。醸造所には、ワインのタンクが数多く並び、11月に発売されるワインの発酵も進んでいます。
北条ワイン醸造所 山田和弘 社長
「収量は少し減りましたけども、おかげさまで好天候、雨の降らない日が続きましたので、品質的に糖度ののりもしっかりしてますし、過去数年で一番いい出来だと思います」
北条ワイン醸造所では、県内を中心に5000本のワインを販売する予定だということです。