【中継】砂の美術館の新たな展示「砂で世界旅行・フランス編」 一般公開を前に現地から内部の様子を紹介 鳥取県鳥取市
今回で15期目の展示となる砂の美術館。今回のテーマは今年の夏、パリオリンピック・パラリンピックが開催されることにちなみ「フランス」となっています。
一般公開を4月19日に控え、一足早く現地から内部の様子を伝えます。まずは、雄大な雰囲気の砂像。真ん中にはセーヌ川が流れています。パリジェンヌになってパリの景色を見ているような感覚が味わえます。
また、フランスの長い歴史を堪能することもできます。フランスとイングランドの百年戦争をテーマにした砂像では、兵士の甲冑の質感や、体にかけられた布が、砂でできているとは思えないほどリアルに再現されています。
会場には、フランスの文化や歴史、現代の風景などを表す18の作品が展示されています。細かい作品の数々、一体どのように作られているのでしょうかー。
砂像を手がけたのは、世界各国から集まった20人の作家たち。使われた砂はなんと、約3000トンです。パリの街並みやシンボルを鳥取砂丘の砂と水のみで表現しています。
細かな作業によって完成した今回の展示。一番の見どころがフランスの歴史に欠かせない、ナポレオンの戴冠式の作品です。戴冠式の奥に見えるのがヴェルサイユ宮殿。広大な宮殿を遠近法で再現しています。
また、実際のヴェルサイユ宮殿には約1400の泉があるということで、臨場感あふれる大きな泉の演出もされています。
第15期「砂で世界旅行・フランス編」は、4月19日から開催されます。