経験を生かした事前対策 去年の台風で甚大な被害を受けた自治体が早めの対応 庁舎2階に自主避難所を準備 鳥取県鳥取市佐治町
去年の台風7号で、大きな被害を受けた鳥取市佐治町。いたる所で道路が崩落し、片側通行の場所も発生。さらに農作物も甚大な被害を受け住民生活に大きな影響を及ぼしました。去年の経験を踏まえて、佐治町総合支所では、台風10号へのある対策を行っていました。
鳥取市佐治町総合支所地域振興課 倉持修 課長補佐
「佐治支所を自主避難所として開設する予定にしておりますので、事前にこういった避難所用の用品を運び込んでおります」
普段は会議室として使われている庁舎の2階を自主避難所に。避難所用品もすでに準備してあります。
鳥取市佐治町総合支所地域振興課 倉持修 課長補佐
「こちらがプライベートというか、プライバシーを守るための間仕切りテントですね」
避難者がプライバシーを確保できる間仕切りテントや、折り畳み式で簡単に設営できる簡易ベットなどを置き、不安のある人への受け入れ態勢を整えました。また、庁舎内の倉庫には、指定避難所へ届ける用品も備えてあります。
鳥取市佐治町総合支所地域振興課 倉持修 課長補佐
「雨か風が強くなってから避難されると移動の際に危険が伴いますので、なるべく早めに避難行動を起こしていただきたいと考えております」
去年、山陰地方を襲った台風7号。その経験を生かした、早めの対策・避難が必要です。