山陰各地の窯元の作品を一堂に 春の山陰民窯展 今年の干支であるヘビの置き物など約1万点の逸品を展示販売 鳥取県米子市
山陰各地の窯元の作品を一堂に集めた春の山陰民窯展が、鳥取県米子市のデパートで開かれ、連日にぎわっています。
民藝の精神が息づく山陰地方ならではの展示会。米子天満屋の会場には、山陰両県の34の窯元から花瓶や壺(つぼ)、多彩な食器など約1万点の逸品が展示販売されています。
展示販売されているものの中には、米子市の陶工房アッシュワークが手がけた今年の干支であるヘビの置き物や、島根県松江市の出雲本宮焼高橋幸治窯でつくられた、小泉八雲にちなんだ皿や湯飲みもあります。
毎年この展示会を楽しみにしている陶芸ファンが多く、訪れた人たちは、窯元と談笑したり作品を手に取ったりして、お気に入りの逸品を買い求めていました。
訪れた人
「毎年来ています。孫に少し大きめな茶わんを買いました。しっかりとご飯を食べてもらうように」
「焼き窯によって特色が出てますから、目の保養にもさせてもらっています。民藝を引き継いでね、ずっと代々先までもね」
会場には、職人の技が目の前で見られる“ろくろ”を使った実演コーナーも設けられています。この春の山陰民窯展は、1月27日(月)まで米子天満屋で開かれています。