小学校で交通安全講習 新1年生たちが警察官から正しい交通ルールを学ぶ 半数程度が信号機のない横断歩道で一時停止をしてないというデータも 鳥取県八頭町
小学校入学に合わせて交通安全への意識を持ってもらおうと鳥取県八頭町の小学校で交通安全講習が行われました。
4月11日、船岡小学校では入学したばかりの新1年生をはじめ、全校児童約150人が郡家警察署の警察官から正しい交通ルールについて学びました。
小学校周辺の横断歩道では、上級生が新1年生を連れて、一緒に横断歩道の渡り方を確認しました。信号が青に変わるのを待ったあと、下級生は上級生にならって左右を確認し横断歩道を渡っていました。
6年生
「しっかり1年生にも皆にも聞こえやすいように大きく声を出しました。自分も気を付けて皆にも気を付けてもらいたいです」
新1年生の学校生活が始まる中、気になるデータも。JAFの調査によると、信号機のない横断歩道での車の一時停止率は鳥取県では54.1%島根県では57.6%という結果に。半数程度の車が横断歩道で一時停止をしておらず、横断歩道と言っても十分注意して歩く必要があるのが実状です。
Q横断歩道はどうやって渡る?
1年生
「手をあげる。あぶないから」
6年生
「新1年生も入ってきたので、もう一回僕自身も交通ルールを見直して、それを下学年にも教えてあげようと思います」
郡家警察署地域交通課 下田舞子 課長
「みなさんしっかりと左右の安全確認をしていましたので、手も大きく上げられて正しく渡れていたんじゃないかなと思いますので、引き続き正しい渡り方をしてもらいたいと思います」
正しい交通ルールを学んだ児童たち。警察ではドライバーに対しても歩行者を良く見て譲り合う気持ちを持って、安全運転に務めてほしいと呼び掛けています。