『ヌン活』って? アフターコロナで客足が減ったホテル内のレストランが考えた新たな取り組み 島根県松江市
みなさんは、「ヌン活」という言葉をご存じでしょうか。「ヌン活」を楽しめる旬のイチゴを使った新メニューが、島根県松江市で誕生しました。
カップに注がれた紅茶に、サラダにサンドイッチなど色とりどりのお惣菜。そして、今が旬のイチゴ。
高井和代記者
「そんなイチゴづくしのアフタヌーンティーが、きょうから松江市で始まりました」
島根県松江市のホテル内にあるレストランでは、アフターコロナの今、以前のような団体客は少なく、家族や少人数での食事がメインとなっています。そこでー。
松江エクセルホテル東急 新見一晃さん
「今までホテルに来られたことのないお客様や来る機会がないお客様。新しいお客様を取り入れるためにはじめました『ヌン活』っていう言葉もありますので」
「ヌン活」とは、紅茶を飲みながら、軽食やケーキなどを時間をかけてゆっくり楽しむこと。元々イギリス発祥の文化でしたが、近年、女性の間で広がり、2022年の流行語大賞にノミネートするほど。
松江市のホテルでは、レストラン利用の幅を広げようと、去年11月から取り入れました。ここ山陰でもゆっくりと食事をしながら会話を楽しみたい人たちの要望に応えるかたちで始めたと言います。アフタヌーンティー第4弾は、島根県産のイチゴをふんだんにつかったスイーツなど13品が並びました。
今年の冬は、気温が上下したことからイチゴの仕入れ値が、去年の1.3倍に膨ほどに。それでも、甘さや酸味を兼ね備えたスイーツに仕上がったということです。
松江エクセルホテル東急 新見一晃さん
「季節によってもメニュー変わりますので、ヌン活っていう言葉もありますのでゆっくりしていただければと思います」
期間中すでに70人が予約をしているいちごアフタヌーンティー。この春、ゆったりと味わってみてはいかがでしょうか。