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辰年の今年にピッタリ! 2つの“龍”を巡る取り組み その名も“開運 琴浦昇龍めぐり” 鳥取県琴浦町

2024年1月10日 17:42
辰年の今年にピッタリ! 2つの“龍”を巡る取り組み その名も“開運 琴浦昇龍めぐり” 鳥取県琴浦町

2024年、年が明けて早くも10日がたちました。今年は辰年。鳥取県琴浦町では干支である龍にちなんだ縁起が良い取り組みが人気となっています。

鳥取県琴浦町にある神﨑神社の拝殿の天井には今にも飛び出してきそうな迫力のある龍の彫刻が彫られています。その長さは、16メートル。迫力満点の龍は今年一年間、力強いパワーを与えてくれそうです。

参拝客
「すごく立派な木彫りの龍で感動しました」

海と水の安全を祈願するため龍神が祀られている静かなたたずまいの神﨑神社。地元では「荒神さん」の愛称で親しまれています。

かつては多くの参拝客でにぎわい、2月に行われる縁日「雛荒神」の時には、臨時列車が運行されるほどでした。そんなにぎわいを再び取り戻すチャンスがやってきました。

今年は辰年。地元の琴浦町観光協会は、”開運 琴浦昇龍めぐり”と銘打った地元の龍にまつわる神社や寺院をめぐる企画を考案。すでに6月まで予約が入っていて、今月だけでも25件のバスツアーがある程の人気を呼んでいます。

琴浦町観光協会 菅原浩二 事務局長
「手応えはがっつり感じています。龍は天まで一気にグーッと昇るので、お客さんの数も龍が昇るごとく(今後も)増えていただきたい」

辰年にふさわしい豪快な「龍」を求めて1月9日も広島からバスツアーの一行が神﨑神社に訪れていました。琴浦町観光協会の菅原事務局長自ら、龍の彫刻について解説します。

~龍の彫刻解説の様子~
琴浦町観光協会 菅原浩二 事務局長
「(龍の彫刻では)日本一の長さだろうということで、いつも宮司さんは大きい声で日本一でございますと言われています」

そして、ツアー客1人1人が拝殿で天井の龍の彫刻を見上げては、今年一年の無病息災などを願っていました。

広島からのツアー客
「こんなにすごいものがこういうところにあるとは夢にも思わなかった」

「パワー感じますよ。素晴らしい」

この取り組みでは、龍の朱印が施された縁起が良い御朱印帳も用意されています。

御朱印帳もらったツアー客
「(御朱印帳を)大切にします。登り龍と言うし、良い年にしたいです」

この”昇龍めぐり”続いては、神﨑神社と同じ町内にある寺院「清元院」を巡ります。清元院の本堂の天井には、「龍渓図」と呼ばれる縦3メートル、横4メートルの大きさの龍の水墨画が描かれています。龍が雲を呼び雨を降らすといわれていて、見る人に多くの恵みをもたらすよう願いを込めた貴重な龍の水墨画です。

清元院も龍の絵柄が施された御朱印帳が用意されています。

清元院 井上英之 住職
「大きな力のある龍を2つめぐっていただいて、自分の願いや夢をかなえる年にしていただけたらと思います」

神﨑神社のダイナミックで迫力のある龍の彫刻と開運を願い大きく目を見開いている清元院の龍の水墨画。古くからあがめられている龍の力にあやかって企画された昇龍めぐりです。

琴浦町観光協会では、この2つの龍のパワーで多くの観光客を迎え入れ、辰年をさらに盛り上げたいと意気込んでいます。

    日本海テレビのニュース