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希少な野生動植物が生息する「八頭船岡農場」の保全のため カシオ計算機や一般社団法人など6つの企業や団体が「生物多様性保全協定」締結 鳥取県八頭町

2025年2月13日 17:23
希少な野生動植物が生息する「八頭船岡農場」の保全のため カシオ計算機や一般社団法人など6つの企業や団体が「生物多様性保全協定」締結 鳥取県八頭町

農作物や生物などの自然環境の保全のため、2月3日、鳥取県八頭町の八頭船岡農場やカシオ計算機など6つの企業や団体が「生物多様性保全協定」を結びました。

この協定は、2023年3月に策定された生物多様性国家戦略の主要目標である「2030年までに陸と海の30パーセントを健全な生態系として保全する」ことを達成するため、鳥取県が民間企業の支援を通して自然環境の保全に取り組むものです。

今回は鳥取県八頭町の八頭船岡農場の生態系を保全するため、カシオ計算機、中井脩、一般社団法人鳥取県地域教育推進局など6つの企業や団体が協定を結びました。この締結で八頭船岡農場は、希少な野生動植物が生息する「自然共生サイト」として認定され、民間企業は人材を派遣し農地整備や環境教育活動などを行う予定です。

カシオ計算機株式会社 篠田豊可 執行役員
「生き物を実際に触ったり、実体験していた、というのが東京でもなくなってきているのを考えると、やはり保全していかなければならないと改めて実感しています」

農事組合法人八頭船岡農場 鎌谷一也 代表理事組合長
「生物が生存できる環境を手を入れて作っていく、守っていくのが大事。まず関係人口として鳥取に来てもらうということが広がっていくとおもしろい」

協定締結期間は5年間です。

最終更新日:2025年2月13日 19:04
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