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【気象解説】7月10日夜から再び大雨の予想 土砂災害、浸水害、河川の増水に引き続き警戒が必要

2024年7月10日 18:38
【気象解説】7月10日夜から再び大雨の予想 土砂災害、浸水害、河川の増水に引き続き警戒が必要

7月9日、道路が崩落するほどの記録的な大雨となりましたが、10日夜から再び大雨の予想で注意・警戒が必要です。就寝時間の雨となりますので、斜面や川の近く、低い土地に住んでいる方は早めに安全な避難をするようお願いします。

10日夜9時の予想天気図です。梅雨前線がゆっくりと南下し、山陰の上空に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態は不安定でしょう。特に11日未明から朝にかけてライン上の雨雲がかかり、非常に激しい雨となる恐れがあります。

10日夜遅く、雨が強かった地点である島根県や鳥取県西部で雨が強まりそうです。日付が変わったころ鳥取県も強まる予想です。朝には島根県西部で非常に激しい雨となる恐れがあります。お昼頃にかけて雨が降り続くでしょう。

7月11日に予想される1時間降水量は、いずれも多いところで島根50ミリ、鳥取西部50ミリ、鳥取東部40ミリです。10日の松江で一番強かった時間には1時間に45.5ミリの雨でした。土砂降りの雨や音などまだ覚えている方が多いかと思います。10日夜から11日にかけても同程度の雨または、それ以上が降る予想です。

これまでに降った雨に加えて、さらに雨が激しく降り続きます。「過去に災害が起きていないから大丈夫」などと思わないでください。土砂災害、浸水害、河川の増水に引き続き警戒が必要です。これから暗くなりますので、避難される方は早めにお願いします。

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