目指すは世界大会優勝 鳥取砂丘の月面実証フィールドで学生チームが火星探査機のテスト 思わぬトラブルも 鳥取県鳥取市
9月2日、鳥取市の鳥取砂丘にある月面実証フィールド「ルナテラス」で火星探査機の世界大会出場を目指す学生チームが走行テストを行いました。
鳥取砂丘の月面フィールド「ルナテラス」で実証実験を行ったのは、学生チーム「KARURA」。東京やアメリカなどの大学生約60人で構成され、今年6月にアメリカで行われた世界大会への出場を果たしています。
この日は、新しく開発したタイヤの動作や速度の実験が行われました。KARURAがこのフィールドで実験をするのは去年に続き2回目。前回は登れなかった斜面でも安定した走りを見せていました。
しかし、左後輪のギアが外れてしまうトラブルが。すぐに車体を分解し、原因を突き止めます。
KARURA メンバー
「本番であってはならないけど今、こういう実験の時に練習して悪い部分を直して本番までに完璧にしたいかなって感じです」
こうしたトラブルも、今後の開発の貴重なデータになるといいます。
KARURA 辻 紅那 日本チームリーダー
「来年も審査を突破して、来年は今年よりももっと良い成績、優勝を目指して活動していきたいなと思っています」
KARURAは、来年6月にアメリカで行われる火星探査機の世界大会に向け、「ルナテラス」でさらなる実証実験を行っていくということです。