×

初の「火山防災の日」青森県内には気象庁が24時間監視する活火山が岩木山、八甲田、十和田

2024年8月26日 17:54
初の「火山防災の日」青森県内には気象庁が24時間監視する活火山が岩木山、八甲田、十和田

きょうは初めての「火山防災の日」です。ひとたび起きれば大きな被害をもたらすのが噴火、県内にも気象庁が24時間監視する3つの活火山があります。

国はことしから国内最初の火山観測所が設置された8月26日を「火山防災の日」と定め火山対策への理解を深めるよう呼びかけています。
県内にある活火山は4か所。恐山を除く岩木山、八甲田、十和田の3か所について気象庁は24時間観測を続けていて、活動状況に応じて住民や登山者がとる対応を定める「噴火警戒レベル」を運用しています。
岩木山や八甲田は通常の5段階の噴火警戒レベルです。ただ十和田は想定される火口の中に人が住んでいることから規模の小さい噴火でも命の危険があるためレベル2と3は使用せず3段階で運用しています。県は去年、十和田で小規模な噴火を想定した避難計画を策定するなど備えを進めています。

★県防災危機管理課 気田理一郎課長
「いずれの火山も現在は噴火の兆候は見られないとなっていますが ふだん何気なく見ている岩木山や八甲田山十和田につきましては実は火山であるというところから関心を持っていただいて 噴火した場合に自分の住んでいるところは安全なのか 避難が必要なのかを確認していただくなど関係する情報を県のホームページなどから確認していただければと思います」

大規模な噴火が起きた場合、火砕流などが県内の広範囲に広がることが想定されるため、県はホームページで公開しているハザードマップを確認するなど危険性への理解を深めるよう呼びかけています。

    青森放送のニュース